こんにちは。今年で61歳になるばなおです。
わたしと7歳年上の姉との間には2つの決まり事があります。それは
毎朝目が覚めたら生存確認のために姉にLINEを送る。
もうひとつは
亡父の月命日のお墓参りにはお墓までの道のりをふたりで歩いて往復する。
というものです。
この記事では月命日のお墓参りについてお話ししたいと思います。
このお墓参りは、わたしが姉夫婦の近所に引っ越し、実家のお墓も近くの霊園に引っ越した2021年から始まりました。
最初はお墓まで車で往復していましたが、健康のために歩くことを提案して現在に至ります。
月命日が絶対というわけではなく、他の予定や天候等によって日取りを柔軟に変更しています。
また、集合時間も夏だと午前8時、冬場は9時というふうな具合にゆるい感じなのが長続きしているコツじゃないかと思っています。
この定期イベントは姉にもわたしにも多くの効能があります。例えば
- 緩やかな斜面をまとまった時間歩くので、まぁまぁの有酸素運動になる。
- 今はなき父母やご先祖様を供養することができる。
- 一緒に歩くことでお互いの健康状態を確認することができる。
- 行き帰りの道中の会話でお互いの近況を確認することができる。
- 会話の中で甥っ子家族、姪っ子家族の近況を確認することができる。
などです。
道中の話題はあっちこっちに飛びながら8割は姉が2割はわたしが話します。
◯◯へ旅行行ってきた(今度△△に行く予定)、最近ヒザが痛い、カーブスは続いている、昔お父ちゃんが棒鱈炊いてくれたよね、孫ちゃんは風邪気味やねん…
あっという間にお墓に着いて、仏花をお供えして、お線香をあげて手を合わせて、霊園の裏手にあるジョギングコースをべちゃくちゃ話しながら一周して帰ります。
わたしが小さい頃は姉とはあまり仲がよくありませんでした。
主なきっかけはテレビのチャンネル争いで、姉は沢田研二が出ている歌番組を見たがり、わたしは歌番組に興味がないのでバラエティー番組を見たがってよくケンカしていました。
(姉は今も沢田研二のコンサートに行っています…)
そんなふたりが、還暦を過ぎてべちゃくちゃ話しながら毎月歩くとは想像もしませんでした。
■ウォーキングのログです
今日の帰り道「歩いてお墓参り、あと20年は続けよう」と姉に伝えたら「よっしゃ!」と笑顔で笑っていました。
米寿の姉と傘寿を過ぎたわたしは、どんな会話をしながらお墓参りをするのか楽しみです。